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日本の医療は、世界に誇れる“国民皆保険制度”を採用しており、この結果、世界最高水準の平均寿命や高い保健医療水準を実現してきたところです。しかしながら、今後、少子高齢化とともに団塊の世代が60歳代に移行すること等もあり、高齢者医療費を中心に医療費の大幅な増加が見込まれ、将来にわたり医療保険制度の維持存続が大きな課題となっています。また、日本の医療は、度重なる診療報酬の見直しや医療紛争の増加の問題に加え、最近では、産科・小児科、へき地等における医師不足の問題、病院における勤務医の疲弊など、新聞報道がなされない日はないほど、その抱える課題は多岐にわたり、医療機能の分化・連携、開業医の役割の重視、在宅医療の推進などが求められています。
こうした全国的な医療情勢のもと、当医師会は、文教施設や由緒ある公園、下町情緒や芸術文化の香りを今に残すまち「文の京(ふみのみやこ)」の地区医師会として、和の精神を重視し会員が一丸となって医師会を支え、医学医術の振興や公衆衛生の推進、学校保健や社会保障医療の推進など、様々な事業や諸活動を通じ地域の医療や福祉の増進等に貢献するという大きな役割を担ってきました。
2006年(平成18年)9月に創立50周年を経て、医療制度改革や公益法人改革等により新たな転機を迎えている当医師会としては、今後、患者中心の公正かつ適正な医療の提供、特定健康診査・特定保健指導の円滑な推進、地域医療・在宅医療における医療連携と医療の質の向上、大学病院等との効果的な役割分担と医療連携、子育て支援事業やかかりつけ医事業等の充実、訪問看護ステーション事業と居宅介護支援事業の充実、医療・医事情報等の提供公開及び会員サービス事業の充実などを基本的施策・主要事業として実施し、“地域にとって安心と信頼に満ちた開かれた医師会”を実現していきます。医療機関をはじめとした多くの関係者のさらなるご指導、ご鞭撻をお願いする所存です。
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